海外旅行が好きです。
私の性質はホメオパシーでいうところのカルカーブ的なところがあるので、
安心できる拠点を持ち、そこに落ち着きたい、という気持ちもあるのですが、
その一方で、
全く違う環境に旅し、普段と違う状況に出合い、外国語を話すことで、
野生の五感のようなものが生き生きと発揮され、
自分が自分を生きている、という気持ちになれるのです。
17歳で母と2人、フラフラ英国自由旅行を2週間したのが始まりですが、
この母とは21歳の時にも2人でイタリア自由旅行を2週間しました。
この頃は語学もままならず、
まったくもって、弥次喜多珍道中でした。
詐欺や泥棒に遭いかけたこともありました。
当時は、今ほどは世界的にツーリズムが盛んにはなっておらず、
その土地その土地に、
土俗的な怪しげな雰囲気も残り、
また、アジア人が珍しがられる
という違和感も周囲の目から強烈に感じられ、
今以上に、とても強い印象が残っています。
感受性が豊かで若かったということもあるでしょう。
イタリアを初めて旅した21歳の時まで、
自分は超真面目で、
いつでもどんな時もムダな時間を過ごすことに罪悪感がありました。
だらだら目的もなく友だちと過ごすことなどせず、
常に何か有意義な事や勉強をしていなければ、
と思うような学生でした。
しかし、イタリアを旅した3月の2週間の間、
ローマから始まってミラノまで北上する間、
どんどん季節は春になり、花が咲いて、
フィレンツェやヴェネツィアでは、
美しい陽光や芸術の美が一気に押し寄せてきて、
人生観が大きく変わったのを覚えています。
まさに、
アモーレ、マンジャーレ、カンターレ。
愛して食べて歌って。
楽しんでいいんだ、と。
今から考えると、
21歳のあの時こそが、
(妄想自称)修道士過去世から
解放された瞬間だったのかなとも思います笑。
そんなイタリアを旅するのも
もう10回ほどになるでしょうか。
(20代の頃はイタリア大好きで、
イタリア語も勉強し、
イタリアから離れることがつらかったほど
ハマッていた時期がありました^^。)
今回(2018年9月下旬から9日間の旅)は、
ひょんなことから
過去世、もしかしたら、
修道院仲間ではないか!?
と意気投合した、
伊藤ホメオパスを含むお仲間4人での、
自称「修道士同窓会旅行」
と題して、
忙しいみんなのスケジュールも
奇跡的に調整され、
決行されました!
フィレンツェに4泊
(その間にアッシジに日帰り)
フィレンツェからミラノに移動
車をチャーターしたので
間にボローニャ、パルマに立ち寄り、
ミラノに3泊
計7泊9日の旅です。
かくして、「修道士同窓会旅行」は
波瀾万丈なものとなりました。
(その2につづく)