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 映画「プラド美術館」をみて思ったこと

ヨーロッパ欠乏症の治療にと、

映画「プラド美術館  驚異のコレクション」を観に行ってきました。

 

この映画は昨年のプラド美術館200周年を記念して作られた作品です。

 

私も幸運なことに、

昨年秋にマドリードを訪れて200周年記念企画展のフラ・アンジェリコやベラスケス、フェルメール、レンブラントなどの素晴らしい作品の数々を涙で目を曇らせながら見ることができたのでした。

 

映画は美術館の歴史とともに、王族やアーティストの人生、人となりが紹介され、スペインの各地の王宮のみならずかつて領土だったヴェネチアやナポリの映像も出てきて胸が熱くなりました。

 

美術館の学芸員さんたちや女優さんなどの思い入れのある作品の紹介とスペイン舞踊家のダンスが交互に登場し、それぞれの作品へのアプローチも広く、深く観ることができました。

 

個人的な発見としては、ゴヤの多作さ、人間の本質を鋭く描き出す能力を知り、次回訪れる機会ができたら是非、ゴヤの作品をもっと時間をかけてみてみたいと思いました。

 

また、

「女性の裸体は神話というテーマでのみ描くことを許された」←現代でいうポルノ画として男性たちの密かな楽しみだった

 

「女性は女性の裸体を描いたりその絵を見ることは許されなかった」←なぜだずるい

 

「裸で全身に矢を射られた聖セバスチアヌスの絵は同性愛のシンボル」←三島由紀夫も好きだったっけ

 

など、直球の解説も楽しく、

本能や感情が豊かな人が多そうなラテン国家ほど、なぜか「カトリック」の縛りが強く、

禁欲の思想と本能との葛藤を引き起こし、

「抜け道」というか「双極性」を作り出すのだなあ、、と興味深く思いました。

 

終盤では、

プラド美術館の絵画は人間の魂の多様性や本質を描き出しており、

美術館は今日では全てのスペイン人のものである、と語られ、

展示室を訪れる様々な人種の人たちが驚嘆したり、幸せそうに語り合う姿が紹介され、

さながら人類文化史のピークを迎えているかのような祝祭の気分で映画は幕を閉じました。

 

映画が終わり外に出るとちょっと寂しげなマスクの人たちの街、夜の新宿。

で、現実に引き戻されました。

 

ああ、今、私たちはコロナくんの時代を生きているんだ。昨年スペインに行けたことは奇跡。世の中は全く変わってしまった!

 

ヨーロッパの、美術館で、マスク無しで、人々の中で、作品を前にして、語り合うこと、

どれをとっても奇跡だったんだー!!

と、軽い衝撃を受けました。

 

今、この瞬間この瞬間に自分に提供されているできること全てに感謝し、有難いものとしてしっかりと味わって生きていこう!

 

と、改めて思ったのでした。。

 

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