以前からこのブログでも問題をとりあげていた
子宮頸がんワクチンですが、
このたびワクチン接種の推奨一時中止が委員会で僅差で決定されたそうです。
厚労省には約2千件の副作用に関する情報(定期接種化前の分を含む)が寄せられ、
そのうち激しい痛みが体中に及んだ症例が約40件あったといいます。
ここまで問題が次々噴出してきたのにもかかわらず
動きは遅く、
ようやくの「一時」「推奨」中止。
「一時」も「推奨」もこの際取り去っていいのでは??
この後に及んでも、中止には後ろ向きなんですね。
記事でも
「たまに事故が起こっても補償されます」
的な論調を目にしましたが、
麻痺や思考力低下、身体の痛みが続いてしまったら、その場でいくらかのお金をもらっても、後悔こそあれ、全く助けにはならないと思います。
それにしても、ここまで思春期の少女の健康への害が報告されても
ぜったいに中止にしない行政ー製薬会社ー医学界の鉄の意志の背景には、
何があるのか?子どもの健康より守りたい大切なものって・・?
と、思ってしまいます。
ところで、以前読んだ本によれば、
近年、宇宙から放射される光のエネルギーが強まり、
以前のような表面をとりつくろう、とか、偽善が成り立たなくなってきているそうです。
その人の腹の内の本性が、ハッキリと遮るものなく明白に見えるような時代になっている、と。
最近の原発推進の業界人たちや政治家、一部で「ブラック企業」と言われる某大手アパレルメーカーや某外食産業のトップの方がたの発言や、某大阪市長の発言を見ていても、それははっきりと感じられるのではないでしょうか。
ですから、これまでは子宮頸がんワクチンの広告は
「母として・・娘を守りたい・・これは、娘への愛の贈り物です。」
と、女優さんがCMでキラキラしたまなざしで訴えていましたが、
もはや
「これは、お金のための命がけの戦いです・・。他人様の娘に危険が及ぼうが、ワクチンに添加された薬剤のせいで麻痺や痛みに苦しもうが、将来不妊になろうが・・
利権と、お金は守らなければなりませんよね!
人口削減もいいですね。」
と、ギラギラしたまなざしで訴えるようになるかもしれません。
【参考記事】
子宮頸がんワクチン、検討会「一時的に接種推奨控える」
【森本未紀】子宮頸がんワクチンの接種後に長期的な痛みやしびれを訴える人が相次いでいるため、厚生労働省の検討会は14日、一時的に接種の推奨を控えるとの意見をまとめた。これを受け、厚労省は自治体に通知を出す。定期接種は中止しないものの、自治体に接種対象者に案内を出さないよう求める。
定期接種のワクチンで推奨を控えるのは異例。接種対象者は希望すれば、これまでどおり無料で受けられるが、医療機関は接種者に対し、推奨していないことを説明する。
検討会では、ワクチン接種後に体に痛みが出るなどの健康被害43例について議論した。委員からは「患者に何が起きたのか調査が必要」との声が相次いだ。同省は秋以降、16の大学病院で、痛みなどの症状と予防接種との因果関係の有無を調べ、積極的な接種を推奨すべきか結論を出す。
検討会の桃井真里子座長は「中止ではないので、打たないとの判断もできるし、打ちたい人は今まで通り打てる。ワクチン自体の安全性に大きな問題があるということではない」と話した。
このワクチンは、4月から小学6年〜高校1年の女子を対象に原則無料で受けられる定期接種になっている。ごく一部で重い副作用も報告されている。副作用が出た場合は、予防接種法に基づき、国が因果関係を認定すれば市町村から医療費などが給付される。
朝日新聞デジタル 2013年6月14日20時47分
子宮頸がんワクチン、重い副作用2項目追加 厚生労働省
4月から定期予防接種の対象になった子宮頸がんワクチンの「サーバリックス」について、厚生労働省は28日、説明文の重大な副作用の項目に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)とギラン・バレー症候群が加わり、医療機関に注意喚起したと発表した。
販売開始から3年間でワクチンの副作用として、運動障害やけいれんの症状が出るADEMは3例、手や足の筋肉がまひするギラン・バレーは5例あったと報告され、3月末時点で説明文が改訂された。死亡例はないという。この間、約273万人が使っている。
子宮頸がんの定期予防接種は小学6年から高校1年の女性が対象。別のメーカーの子宮頸がんワクチンでも、この二つの副作用が説明文に記されている。
朝日新聞デジタル 2013年5月28日21時35分
子宮頸がんワクチン勧奨控える=副作用相次ぎ、接種中止はせず―厚労省部会
時事通信 6月14日(金)19時48分配信
子宮頸(けい)がんワクチンの副作用について、専門家が議論する厚生労働省の副反応検討部会は14日、副作用の報告が相次ぎ、原因が判明していないことから、「積極的勧奨を一時控える」と議決した。定期予防接種は中止しない。今後、ワクチンの信頼性を確保するため、情報を集めて医学的評価をした上で、問題がなければ積極的勧奨に戻す方針。
子宮頸がんワクチンは4月から定期予防接種の対象となっていた。今後、対象者の小学校6年から高校1年の女子には、予防接種があることは伝えられるが、医療機関で接種する際には積極的に勧めていないことが説明される。
厚労省の資料によると、2009年の販売開始から今年3月までに、運動障害など同ワクチンによるとみられる重篤な副作用が、「サーバリックス」で301件、「ガーダシル」で56件報告されている。100万接種当たりの発生数はそれぞれ43件と33件だった。
厚労省の担当者は「接種の利益があり、完全にやめるわけではない。慢性的な痛みを訴えるケースが出ており、どの程度のリスクか情報開示できるレベルになるまでの間は、勧奨を控える」と説明した
時事通信
<子宮頸がん接種勧めず>医療現場混乱も 検討会採決は僅差
毎日新聞 6月15日(土)0時7分配信
安全性が疑問視されていた子宮頸(けい)がんワクチンについて、厚生労働省の専門家検討会が14日、積極的に接種を勧めるのを控える方針を決めた。がん予防と副作用のはざまで、委員の判断も割れるなかでの決定だった。被害者の親たちからは「大きな一歩」と安堵(あんど)の声が漏れたが、「定期接種は中止しないが積極的には勧めない」という分かりにくい姿勢に、医療現場の混乱を懸念する声もある。
検討会が中盤に差し掛かった頃、座長の桃井真里子・国際医療福祉大副学長が、5人の委員に採決を迫った。「現状のまま接種の継続」「副反応(副作用)の情報提供体制ができる状態となるまで、接種の積極的な勧奨を一時控える」の二択。結果は2対3で「積極的勧奨を一時控える」−−。採決結果に委員の「迷い」が表れていた。
検討会を傍聴した東京都杉並区の主婦、松藤美香さん(46)は「とにかく一歩前進」と涙をぬぐった。
中学3年生の長女(14)は11年、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」の2回目の接種を受けた直後に左腕が痛み出し、その後、足や腕などに痛みを感じるようになった。病院を転々としたが、原因は分からなかった。今も歩く時には車椅子が必要だ。
松藤さんは「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」の代表を務めている。検討会の結論に松藤さんは「親は子どもに接種を受けるように言わなくてすむし、子どもも無理に接種を受けなくていいと思えるようになる」と、ほっとした表情を浮かべた。
一方、「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」議長の野田起一郎・近畿大前学長は「諸外国では高い安全性と効果が認められたワクチンとして広まっており、信頼して良いと思って国内での導入を推進してきた」と力説。今回の厚労省の決定で「接種できない人が増えることに強い懸念を感じる。国はできるだけ早く結論を出し、因果関係があるなら適切な対応を取るべきだ」と訴える。
厚労省は14日付で各自治体に対し、積極的な勧奨を控えるよう求める文書を出した。担当者は「数カ月接種を待ってもすぐに被害が出るものではない。副反応(副作用)の適切な情報提供体制を整えたいので、迷う時はその機会を待って判断してほしい」と語る。
だが、前橋市の小児科医は「ワクチンが何らかの副作用を伴う可能性があるのは想定されているが、患者さんに接種を決めてもらうとなると、現場の医師も迷う」と指摘。「副作用のリスクと将来の罹患(りかん)という二つのリスクをてんびんに掛けた時、小児科医としてはワクチンを接種した方が良いと思うが、最終的には国に判断してもらいたい」と話した。【細川貴代、鈴木敦子】
◇4月から原則無料 副作用の報告も増加傾向
子宮頸がんは、子宮の入り口(頸部)に発生するがん。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で起こる。日本では年間約1万人が子宮頸がんと診断され、2011年には2737人が死亡しているが、がんの発生率は若い世代で増加傾向にあるという。
国は10年度から、ワクチン接種に公費補助をする市町村に対し、半額を負担する事業を開始。今年3月の改正予防接種法の成立に伴い、4月からワクチン接種は原則無料の「定期接種」の対象になった。
一方、接種が増えるのに伴い、副作用の報告も増加した。厚労省によると、ワクチンの販売が始まった09年12月から今年3月までに、重い障害が残るような副作用の報告は878人に上っている。
改正法が成立する直前の3月にあった厚労省の専門家検討会では、2種類のワクチンの副作用が、それぞれインフルエンザワクチンの38倍、26倍にあたると報告されていた。【山崎友記子】