中学校の移動教室を前に、
破傷風の予防接種を息子さんにするかで迷っているKさんが来室しました。
息子さんは既に乳児の頃に三種混合(DPT)のかたちで接種したが、追種をしておらず、
今月ある移動教室での農作業で、
もし怪我をしたら感染が心配だから予防接種を受けようかと思っている、とのお話でした。
やりとりの中で、こちらからは
・破傷風の菌は嫌気菌で、空気に触れると活動できなくなるため、
深い田んぼや沼地で裸足で作業して怪我をする危険があるなら心配もわかるけれど、
靴を履いてその辺の作業する分には大丈夫。
・万一深い傷を負うような怪我をしたら、その時点で病院に行き対処すればいいのでは?
・ホメオパシーでも
予防的または怪我をした後でのレメディーでの対処法もありますから、
それをお教えします。
とお話しました。
けれど、とにかく不安が強いのだ、とKさんは言います。
息子さんは乳幼児の頃、インフルエンザで高熱を出した際に、熱性痙攣で意識を失ったことがあり、お母さんがその時に感じた「子供が死んでしまうのでは?」という恐怖で、以来予防接種や、抗生物質などの薬はがっちりやってきているそうです。
インフルエンザの予防接種も4年生までは欠かさず受けたそうです(しかし罹っていたそうです)。
息子さんは医療機関でADHD(注意欠陥多動性障害)と言われており、
多動、常に激しい運動を求める、同じ言動を常に繰り返している、などの傾向があります。
ホメオパシーでは、発達障害や自閉症の原因のひとつにワクチンに含まれる水銀やアルミニウムなどがあると考えられており、
このお子さんの場合、このうえ更に水銀が含まれるワクチンを接種することで、
ADHDの傾向にさらに悪い影響を与えることも考えられる、とお話しました。
ちなみに、破傷風ワクチンの添加剤は、以下の通りです。
チメロサール(有機水銀化合物)
ホルマリン
塩化アルミニウム
リン酸水素ナトリウム
リン酸水素二カリウム
有機水銀やホルマリン、塩化アルミニウムなどが注射により、ダイレクトに血中に入ります。
また、予防接種を受けても絶対その病気にならないということはないし、
「効果」も数年でなくなってしまう、というお話もしました。
ただ、
不安が強すぎることで、かえってその状況を引き寄せてしまうこともあるし、
それならば
「お母さんの安心のため」に予防接種を受ける選択をするのも有りかもしれないですね、
と、お話しました。
しかし、一連のやりとりから、お母さんは今回予防接種を受けるのはやめることにする、
とおっしゃいました。
お子さんには過去の予防接種のデトックスのために
ThujaV0M5
と、高熱を出した時に夜驚症状(ひどくおびえたり叫んだりする)があるというので、
ストロモニウムをとっていただくことになりました。
また、お母さんの不安を軽減するために、
お子さんの移動教室には破傷風のレメディーであるテタヌスを事前に3日間ほどとり、
当日も念のためレメディーを持って行ってもらことになりました。
「親の不安解消のため」
に、子供に予防接種をするケース、
というのも結構あるものです。。。
ちなみに私のむすこは生まれてから一切の予防接種をしていませんが、
田んぼ実習も農作業もそのままやっています(元気)。