症状を聞いてみると、膵臓や脾臓の不調からきていると思われます。
過去に横隔膜ヘルニアになったことがあるので、
今回も 再発したかもしれない、ということで、
心配になった母は、一応検査に行くことにしました。
初めに行った大病院では、はるばる足を運んだものの、紹介状がないと診られない、と言われ、
「高齢者がわざわざ来たんですよ。」と粘るも(笑)地域の中規模の病院名を挙げられ、そちらに行きました。
受付をするのでうろうろしていると、事務方の上役とみられる男性が声をかけてきたので、症状を話しました。
すると
「めまいがする、ということは、脳に異常があるかもしれませんね!」
と言って、脳外科に案内されました。
そこではPCから殆ど目を話さない医師が症状について何も聞かないまま、CTに連れていかれました。
CT検査が終わり、たくさん並んだ脳のCT写真は、母が見ても委縮なども無く、
「素晴らしい脳(笑)」だったそうです。
医師は、
「CTを見る限り問題はありませんが、隠れ脳梗塞というのも疑われるのでMRIをやりましょう。」
と言ってきました。
母は消化器の症状が主に気になるのであって、これ以上意味のない検査を受けるのには抵抗がある。今日はもう時間がない、などと言って、
いちおう後日の予約を入れるというので解放してもらいました。
けれど、今度は消化器科に回されました。
消化器科の医師はPCから目を殆ど離さず症状も聞かず、
「ではCTを撮りましょう。」
と言いました。
母は、
「さっき脳外科で散々CTを撮ってきましたよ。これ以上被爆したくありません。」
と医師に訴えると、
「では、胃の内視鏡検査をしましょう。」
と言われました。
また不要と思われる検査を受けるのはもうこりごりだと思い、今日はもう時間がない、などと言って、
いちおう後日の予約を入れるというので解放してもらいました。
それでもこの日は思いがけず、2万円近くの請求となりました。
他の事に使うためにお金をおろして持っていたから支払えたものの、
とても驚いたそうです。
高齢者は3割負担なので、実際には6万円位かかっていることになります。
つまり、4万円ほどは、われわれの税金から支払われることになります。
母は
「高齢者は病院経営にとってカモがネギをしょっている存在と見られていることがわかった。
次々いろんな検査をされて検査料を得ようという病院側の姿勢が見え見え。
もう行きたくない。」
と話していました。
クライアントさんには必要な時には病院の検査を受けつつ経過をみることをお勧めしています。
しかし、こういう話を聞くと、検査もお勧めしづらくなってしまいますね。。
特に高齢者はご用心!
ネギを背負ったカモにならないよう、心を強く持ち、知識で武装をしつつ病院に向かいましょう。