私は健康相談会をやっていて、
話をしている間に突如
クライアントさんの妄想過去世が浮かぶことがよくあります。
私には霊感がないですから、
そんな時には荒唐無稽な夢物語と前置きして、
クライアントさんに伝えます。
この日のクライアントさんは
70歳の女性、
主訴は不眠で心療内科からもらった眠剤や安定剤を服用してきました。
20代の頃は外資系企業で英語を用いる仕事をして、
その後結婚、ワンマンで威張る旦那さんのもと、
子育てをする主婦生活を経て、
現在は娘さん夫婦とも同居。
忙しく仕事をする娘さんの代わりに
家事や孫の世話を引き受ける日々。
ご主人も相変わらず威張るし、
お婿さんはこちらに挨拶もろくにせず、
ハートがいまひとつ通い合わない。
娘さんは家事育児を感謝もせずに任せてくる。
ということで、
ストレスを溜める日々でした。
相談会を繰り返す中で、
不眠は改善。
アヴィナサティーバのマザーチンクチャーにレメディーを入れたものがよく合うとのことで、
夜中に目が覚めると
以前はそれっきり寝られなくなっていたのが
ビンの蓋を開けて液体の匂いを嗅ぐだけで
寝られるようになりました。
心配なので、眠剤や安定剤はまだ完全には止められないのですが、
薬は4分の1の量に減り、
たまに行く心療内科も3分診療になっているそうです。
この方は、
旦那さんや娘夫婦、孫にかしづくような日々に
非常な違和感を感じつつも、
そうするしかない、
という諦めを感じながら生活していたのですが、
感情面も随分と解放され、
自分の意見を言ったり、
自分の思うような行動を
罪悪感なくとれるようになってきました。
ある日の相談会で。
友達でお金持ちでの女性がいて、
自分の好きなようにきまぐれに振る舞うので
一緒にいると不快な気持ちになってしまう。
と話していました。
英国の19世紀の絵画
(バーンジョーンズなどラファエロ前派、ターナーなど)
がお好きだという話題も出ました。
すると、
その女性が、
白いふんわりしたブラウスに首元にタイのようなリボンを結んだ
身分の高い知的でカッコいい英国紳士に見えてきました!
勝手につけた名前が
ジェームス・ジョージ・レイトン(卿)。
彼は、お金持ちで、良い教育も受けて、
自由に行きたい所に行き、
女性とお付き合いしたり捨てたりも自由。
傲慢で気まぐれなところがありました。
今回の人生において不満を抱く
友達のお金持ちで気ままな女性に対しては、
過去生では立場が逆で、
お金持ちであることで威張ったり、
相手をバカにしていたのかもしれません。
また家庭では女性をバカにしたり、
低く見て威張っていたのかもしれません。
今回の人生は、女性として低く見られる、威張られる、
家族の世話をしなければならず、家庭に縛られ不自由な思いを
経験する、お金の面でも過去世ほど自由にならず、
お金持ちの友人に対し悔しい思いを味わう、
という経験をしてみることを選んだ・・。
クライアントさんも乗ってきてくれたので、
妄想はここまで膨らみました!笑
妄想だったとしても、
今つらいと感じている境遇が、
あまり過去生でやったことのない境遇を
経験してみる、
という目的から自分で選んでみた人生かもしれない、
と考えると、
どうせ慣れていないのだから、
うまく適応できないのも当たり前、
と気楽にとらえることができるようになります。
逆に、
慣れていることは、あえて
選ばないものです。
子供が大好きで、子供の扱いも上手くて、
子供からも好かれる人で、
この人の子供になったら幸せだろうなあ、
と思うような人に子供がいなくて、
子供なんて邪魔!子育て苦手!
という人が子だくさんだったりするのも、
この、
不慣れなことを経験する、
という観点から見れば
ガテンがいきます。
このクライアントさんも、
「苦手で向いていないと思っていた
家事育児ですが、
慣れてなくても、
上手にできなくても
当たり前だと思えるようになりました。
今の境遇も、珍しいことなので、前向きに気楽に体験してみます。」
とおっしゃっていました。
私も自分の妄想過去世では、
18世紀末〜19世紀の英国紳士もあったかなー、
と、昔から感じています。
17歳の女子高生の時に初めてロンドンに行った時には、
「この街は自分のシマで熟知している。
それなのに、
なぜ自分は英語もろくに話せず、
道も迷う。
さらにはここの人たち(若輩者)からは
東洋人と見られるのか??
納得行かない!」
と、憤っていたものでした笑
テートギャラリーやビクトリア&アルバート美術館も自分のシマだと思い笑、
ロセッティの絵に懐かしさを感じたものです。
このクライアントさん、
ジェイムス・ジョージ・レイトン卿とは、
マブダチ(古い!)
だったかもしれません
(*^_^*)
ホメオパシーもきっとその頃に、
ロンドンで体験済みかと思います。